2009年12月16日

ぬちぐすい

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早いものでぱいぬ島に着いて半月が過ぎました。
この半月間 ずっとばたばたしていた気がします。
もちろんそれは最初からわかっていたことなので、想定内のことなのですが、やはりちょっと疲れがたまってきているようです。

それでも仕事の最中に ふと目に入るモノが
ちょっとした休憩になったりしています。
仕事が詰まってトゲトゲになっていても
なんとなく肩の力が抜けたりします。

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最近一太郎さんとのコミュニケーションもあまりとれず
わんたろさん自身も疲れているようです。
いつも一緒だったのが仕事だったのに、慣れない家を守る仕事をしていることもあると思います。
ランに行ってないこと 友達がいないこと
思い当たる事がたくさんです。

仕事で訪れた店の接客が上手なわんこにふれて
なんとなくそれに気づきました。
わんたろさんとでかけること
カフェでお茶を飲むこと
習慣の変化は環境の変化よりも順応しにくいものだなと思いました。

ぱいぬには「ぬちぐすい」という言葉があるそうです。
ぬちは命 ぐすいは薬 命の薬という意味だそうですが、
それは具体的な薬などではなく、母親の愛のようだったり、動物達の無償の愛であったり、植物の鮮やかな美しさだったり…
心にしみるモノのことを言うのだそうです。
ぬちぐすいは ホントは身近にたくさんあるのに
忙しさに流されて、ココロがとげとげになって
それでぬちぐすいに気づかなかったり、ぬちぐすいの量が追いつかなくなったりして…
なんか そんな状態なのかなぁ…

気候も人もあたたかで
海はどこまでも碧く
木々や花々は鮮やかで
時間の流れはゆっくりで
それがきっと ぬちぐすい
大事なことは そのぬちぐすいを受け入れるゆとりと姿勢があるか
どれだけ自分に素直になれるか

なんとなくそんなことを思ってしまいました。
posted by Shara at 00:17| Comment(2) | TrackBack(0) | りょこう | 更新情報をチェックする

2009年12月12日

家族記念日

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2006年12月12日
一太郎さんが私のバディになりました。
手の平サイズの一太郎は
震えてお母さんの匂いのついた毛布をくわえて離しませんでした。

今日は家族記念日
でも、今年は何もしてあげれませんでした。

ごめんね
毎日頑張ってくれてるのにね…
posted by Shara at 22:33| Comment(4) | TrackBack(0) | つれづれ… | 更新情報をチェックする

2009年12月08日

最近のこと

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12月からまた九州を移動して 別の場所で仕事をしています。
国境近くのこの南の島々は、とてもおだやかで、
気温も昼間は初夏の陽気で、夜も福岡の昼間くらいの気温です。

東京で仕事をしていた時から考えると
京都 大阪 福岡 熊本 そして沖縄と
どんどん南下してしまったことに気がつきました。

そうそう
みなさんからのあたたかいコメント
本当にありがとうございます。
まだまだお返事ができるような状況ではないので
お返事を失礼させて頂いているのですが、
きちんと目を通させて頂いて、あったかい気持ちになっています。
本当にありがとうございます。

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先日仕事で訪れた島は とても自然が残っており、
ネイチャースポーツを楽しむ島でした。
同じ地域でも 島々でこんなに変わるものかと
ちょっと驚いてしまいました。

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ここは本当に自然の楽園で
時間の経過を忘れそうな島でした。
ただ 思ったのは
便利さに慣れきっている私には、とても住むことは難しい島だということでした。

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潮流でできたサンゴの島 バラス島や
姿形を常に変えているサンドアイランド
国境近くの南の島には 今まで知らなかったモノや
考えてもみなかったことがたくさんです。

しばらく島々を巡りながら滞在の予定。
一太郎も新しい居場所に少しずつ慣れてきました。
仕事が落ち着いたら ゆっくり一太郎と楽しみたいと思っています。
posted by Shara at 11:46| Comment(2) | TrackBack(0) | りょこう | 更新情報をチェックする

2009年12月01日

いいモノに囲まれよう

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今日は福岡のホテルです。
わんたろさんはお気に入りの定宿「ワンパーク」で
豪遊中です。
プレイルームでとても元気に走り回って大満足だとか…
おそらくこのまま今夜は中州豪遊で、
明日は天神をお散歩することでしょう。

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今夜はホテルのカフェで パストラミサンドを頂きました。
黒パンとパストラミとモッツァレラチーズとレタスとトマト
とてもおいしかったです。
久々ナイフとフォークでサンドイッチを食べました。
最近 ゆっくり贅沢に食事って機会があまりなかったので
たまには背筋をのばして 作り手に敬意を払いつつ食べるのもいいものです。

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東京にいた頃 いろんなことを教えてくれたヒトがいました。
環境が人間を創る
そんなことを言っては いろんな場所に食事に連れて行ってくれたり
いろんな体験をさせてくれました。
ホテルライフの楽しみ方や フルコースの楽しみ方
ブランド品や一点ものが高い理由
子どもを断るお店の存在やその意味
ラウンジでの過ごし方
全部おしえてもらいました。

そして 気がつけば、社交の場に出ても臆することなく
楽しめるようになっていました。
ドレスコードも苦にならなくなっていました。

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マナーや敬意を覚えれば ラフにすることは苦ではありません。
しかし その逆はかなり苦になると思います。
いいモノを傍に置いたり いい環境に身を委ねたりするのは
決して浪費や贅沢ではないと思います。
その環境を楽しむことで、お金では買うことができないモノを
手にすることができるからです。

私の手元には いろんな古いモノがあります。
20年近く一緒に過ごしているティファニーのボールペンがあります。
高校の頃から履いて靴底を張り替えている
リーガルのローファーがあります。
どれも現役です。
もちろん安いものではありませんでした。
今 買おうとしてもけっこういいお値段です。
そのようなモノには付き合いが長い分 命が宿っています。
もはや たかがモノではないのです。
歴史はお金で買うことはできません。代わりはありません。

いいモノに囲まれて ずっと大事に使い続けて
もし私の次に新しい主が現れたら また大事に使われ続けて…
いいモノはそれに耐えられるだけの力があるものです。

うちの実家は父は公務員 母は専業主婦という
普通の家庭でしたが、いいモノを観たりいい環境に身を置くことを
惜しむことなく私に教えてくれました。
それらは決して贅沢という言葉だけでは片付けられないモノばかりです。
例えば きちんと食事を終えるまで席を立ったりしてはいけないとか
食べ物で遊んではいけないとか
なるべく食事のペースをみんなにあわせながら楽しく食べるとか…
それが今の私を創って 今の仕事ができている…

久しぶりに一人でホテルで食事をしてのんびりして
そんなことをふと思い返してみました。
posted by Shara at 01:19| Comment(2) | TrackBack(0) | I think so… | 更新情報をチェックする

2009年11月25日

Cafe*de-light

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久しぶりに 先日
自分の作品の修復をしました。
高さおよそ100センチのフロアランプです。
このフロアランプは 悲しい壊れ方をしました。
それでなかなか修復に手がつかなかったのです。
素材は檜 すべて手作業で木を切り出し やすりをかけて
丁寧に組み上げた作品です。

もともとは5種類の螺旋を描いた5つのフロアランプでした。
そのうちの2つは、とある寺院の総本山で年に一度
檀家の方を迎えるためのあかりとして活躍しています。
とてもありがたい話です。

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このサイトはもともとCafe*de-lightという私のHPの日記でした。
いろいろあって 制作をお休みしていたこともあり、
現在はHPも閉めたままにしています。
昔から私のサイトをご存知の方は 知っている話です。
以前は定期的に個展も開催していましたし、販売もしていました。
しかし、この作品が壊れて以来、私は制作から遠ざかっていました。

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大事に思っているヒトがぜひこの作品をということで
久しぶりにここ数日修復にかかって やっと命を吹き返したランプを
こうやっていろんな角度から見ると、
計算されつつも手作業の不正確さがいいバランスの作品だなぁと
昔の自分にちょっと感心。
面白い話です。

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いつかまた
Cafe*de-lightを再開して
空間を楽しむカフェを期間限定で行えたら…
ふとそんなことを思ってしまいました。

大量生産やライン生産で、材料をそろえる金額だけでも
簡単にフロアランプが手に入るこのご時世。
実際このランプたちも 前回のCafe*de-lightで
2万近くの金額で新しいオーナーさんの手元に旅立っていきました。

金額 思い入れ 制作事情
なかなかうまくかみあわないご時世なのかな…
修復されたランプを見ながら そんなことを思いました。
posted by Shara at 20:21| Comment(3) | TrackBack(0) | Life is beautiful! | 更新情報をチェックする

2009年11月21日

白檀の香り

何となくひと段落ついたようなそうでないような…
とてもご無沙汰しておりました。

ココのブログを気にしてくださっている方にはご心配をかけていますが
とりあえず荒らしも減ってきたことだし
いろんな部分で安心材料も増えてきました。

先日まで毎年恒例の歌舞伎の長期公演のお仕事に行っていたのですが
今年は一太郎も活躍しまして…
たくさんの方々に 空き時間に遊んでもらったり
気を遣ってもらったりしました。

そんな一太郎
いま ほのかに白檀の香りがします。
粋な役者さんの香りが檀香だったので
ご贔屓にしてもらっていた一太郎にも香りが染み付いたのでしょう。
白檀といえば高貴な香りで有名です。
また それを粋に香らせるヒトもなかなか難しく
そういうところはやはり梨園のヒトだなぁと思ってしまいます。
いい白檀のお香は もともとがそんなお安いお香ではないので
なかなかご縁がないのが正直なところ。
ちょっと一太郎がうらやましく思えます。

今回「浮世離れ」という話をある方から伺いました。
ヒトは浮き世を忘れたくて芝居を観にくる
だから浮世離れしていないとお客様は満足しない。
だからいい役者はだんだん浮世離れしてくる
浮世離れしているということは 非常識というものとは意味が違う
それを履き違えた役者はダメになる。
そしてまた この仕事に携わる人間もどんどん浮世離れしていく
逆にそうでなければならない

そんな話でした。

何も心配せず 日々その瞬間を大切に精進すれば
自ずといい日々を送ることができる。
過去も未来も関係なく ただ今を大切に生きていきなさい

そういわれて少し気が楽になった気がしました。
そして
いつか私も檀香の似合う粋な人間になりたいと思いました。
posted by Shara at 21:45| Comment(0) | TrackBack(0) | I think so… | 更新情報をチェックする

2009年11月10日

森繁久彌さん

だいぶんご無沙汰してました。
現在 毎年恒例の長期現場に入っていました。
それが無事に終わってから記事更新しようと思いましたが…

俳優の森繁久彌さんが亡くなられたという速報が
テレビで流れて
ふと思うことがあり 更新しました。

私が森繁久彌さんとお話ししたのは
もう10年前になるでしょうか…
旧東京宝塚劇場の閉館のとき
すべての公演日程を終えて、撤収も完了し、
いよいよ明日から解体工事のために 工務店に引き渡されるという
そんな 宝塚最後の日の夕方でした。

「君はこれからどこに行くんだい?」
そう私に言葉をかけてくださったのが森繁さんでした。
「九州にできる博多座の準備室に入ります。」
私が答えると 森繁さんはため息をひとつついて
「…みんないってしまうんだなぁ…
この劇場も今日で最後。おれを置いていってしまう
みんなおれをおいていってしまうんだなぁ…」
そうおっしゃいました。

それから私は関東を離れ、九州で仕事をはじめ
森繁さんとお会いするような機会もなく過ごしていましたが
著名な芸能人のお別れのときに弔辞をのべられる森繁さんの姿を
何度かテレビで観ました。
そのたびに
「みんなおれを置いていってしまう…」
その言葉が浮かんで なんとも言えない気持ちになっていました。

森繁さん
もう誰も見送らなくてもいいのですね。
見送るのはお辛かったでしょう…
もう みんなおれを置いていってしまうなんて
そんな悲しい言葉をこぼすこともなくなったのですね…
天国では楽しくお過ごしくださいますよう
心から願ってやみません。

ご冥福をお祈りいたします。
posted by Shara at 20:13| Comment(5) | TrackBack(0) | Life is beautiful! | 更新情報をチェックする
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